かんすぴの作り方

FOSTEX CUSTOMで買える、かんすぴセットの作り方

その名の通り、簡単にスピーカーを自作できるという「かんすぴ」セット。DIY初心者で、もちろん初めて自作オーディオをつくるライターが組み立ててみました! 家にある文房具とドライバー、それに「かんすぴ」の3つのパーツを組み立てるだけでこんなに簡単に「イイ音」がつくれます。 

道具も材料も、用意するのはたったのこれだけ

購入したかんすぴキットと、使った道具は下の写真の通り。

本当にシンプルで、写真にあるフルセットを揃えても約15,000円でお釣りが来るというリーズナブルさながら、ふくよかで心地良い、余韻の残る音が出ます。

ここでは組み立て方+ポイントをご紹介していきます!

【必要なパーツと道具】

1.スピーカーボックス(左上の箱)…今回使ったのはP800-E2つ※

2.スピーカーユニット(左下の部品、薄いスポンジ付き)…P800K2つ※

3.パーソナルアンプ(右上の部品+ケーブル付属)…AP05mk21

※ それぞれにネジとワッシャーが付属しますが、どちらかのネジ&ハトメだけを使えばOKです

4.プラスドライバー(2番)

5.カッター

6.マジックペン

もしご家庭にあれば、カナヅチと厚めの雑誌2冊があると力がなくても穴を開けやすいです

…用意するものはたったのこれだけ。

それぞれがどんな役割をしているかは、こちらの記事をご覧ください!

 

ケーブルも3.に付属しているので、後は音楽をかけるスマートフォンやパソコン、タブレット端末などを用意したら、組み立ててすぐに音が出せます!

作り終えるまでは約30分。作り方とポイントを解説

 

①スピーカーボックスにスピーカーユニットを仮置きする 

まず、 1.スピーカーボックス上部に空いている大きな穴に、2.スピーカーユニットを仮にはめます。

大きな穴はユニットがちょうど入る大きさにくり抜かれていますが、ほんの少しだけ余裕があるサイズ感でした。スピーカーを左右に2つ並べた時に、高さがピッタリ同じになるように置くといいですね!

②ネジ穴4か所にマークを付ける

ユニットの四方に小さな穴が空いています。ここにネジ穴を開けてネジを取り付けていくのですが、位置を決めるために、マジックでマークを付けていきます。

ここはネジを締めていくと、見えなくなる部分なので、大きめにマークを付けても大丈夫です。

③スピーカーユニットを外して、ネジを仮留めする

ユニットを外し、②でつけたマークにネジ穴を開け、ネジを軽く締めます。

最初に穴を空けるのに少し力が要るので、もしお家にカナヅチなどがあれば、マーキング部分にドライバーを当て、カナヅチで軽くトントンとすると、穴が空きやすかったです!

ネジは締め付けきらずに余裕を持って軽く締める程度でOKです。

また、ボックスの裏には端子をつける出っ張りがあるので、テーブルにボックスを置いてボックス表面に力を入れるのはちょっと難しい…。

そんな時は、少し厚めの雑誌や本を2冊用意して、裏の端子部分を浮かせるようにボックス左右の端を引っ掛けるようにして置くと、作業がしやすくなります。   

④開けた穴の表面にできた凸部分をカッターで削る 

③で仮留めしたネジを外すと、つくったネジ穴周辺の木材がネジに押し出されて、すこし盛り上がってしましまいます。このままでユニットを取り付けると、ユニットがボックスから浮いてしまい、その分  スキマができたり正確に固定できなくなり 、音質が悪くなってしまいます。なので、カッターでここを削ります。 

ここも、キレイにできなくても大丈夫。この先の工程で、ネジとワッシャー隠れる部分なので、まずはしっかり削り取ることを優先してください!

私はこれぐらい削り取りました。

⑤スピーカーボックスの中のコードを外に出して確認

 

ボックスの中に、赤と黒のコードが入っています。これをスピーカーユニットの裏についている端子と接続する必要があるので、大きな穴からまずは外側に出します。


⑥コードとスピーカーユニットの端子を接続する

ユニットに⑤のコードを接続します。ユニット裏の下部分に色の付いたコードと端子があり、ここが⑤のコードの色と対応していますので、赤のコードの付いた端子と黒いコードの付いた端子それぞれに対応する⑤のコードをはめ込んでください。 


⑦スピーカーボックスとユニットを取り付けて完成!

スピーカーボックスに、まずスピーカーユニットに付属していた薄いスポンジを置き、その上からユニット本体をはめていきます。

さらに、付属のネジ&ワッシャーその上から付けてネジを締め付けていきます。

ポイントは、ネジを1度に締めきらないで対角線上にネジを付けていくこと。左上を付けたら右下、右上を付けたら左下…といった感じで少しずつ固定していきます。

これでスピーカーボックスとスピーカーユニットの取付は完了です!


ボックス裏の端子も、赤と黒に分かれています。

ここに道具一覧の写真にあった、3. のパーソナルアンプに付属している白いケーブルをそれぞれにつなぎます。

白ケーブルの先端2,3cmぐらいは、ビニールが取れるようになっていると思います。この先端のビニールを取り除き、出てきた先端の動線を手でよじり、ボックス裏とアンプ裏の端子に挟み込みます。

アンプ裏の真ん中に、こちらもアンプに付属している黒い電源アダプターをつなぎ、コンセントに取り付けたら準備は完了!

好きな音楽プレイヤーを用意してください。

スピーカーが完成!アンプと繋いで、さっそく音を出してみよう

 

私は、パーソナルアンプに写真のようにiPhone XSをつなぎました。

iPhoneのスピーカージャックはLightning端子なので、ヘッドフォン端子に変換できるジャックアダプタが必要でした(写真のiPhoneに付いている白い端子です)。

アダプタがないと「すぐに聴きたいのに〜!!!」みたいな悔しい気持ちになるので、こちらもお忘れなきよう…。 

軽くてシンプルな構造だから、色々なシチュエーションに対応OK

 

また、かんすぴのセットはコンパクトでとっても軽いです。

リビングから寝室に持っていって、「ちょっと贅沢な映画鑑賞をしよう」という時に気分も上がる上品なルックスもいいですよね。

スマホで好きなミュージシャンのPVを流してみました。

プロジェクターに接続して楽しむのも良さそうです! 

お家の色々なシチュエーションに合わせて楽しめるかんすぴキット。

まず音を出してみて、「とても豊かでしなやかな音だなぁ」という感想を持ちました。

スピーカーボックスの中にはスポンジと適度な空間があって、ここがスピーカー表面に取り付けたユニットの音を絶妙に調整してくれているようです。また、電気信号を増幅するアンプを取り付けることで、より豊かな表現が可能になります。これまで使っていた、ムダのないデザインのコンパクトなBluetoothスピーカーにはない響きの余韻があって、音楽にぐっと引き込まれます。

(特に、生音の効いている音楽だと違いがわかりやすいと思います) 

その感じは、例えて言うなら「果汁100%」と書いてあっても濃縮還元のジュースと、フルーツから搾りたてのストレートジュースが違う味になるような、「クラフト感」と「味わい深さ」がありました。

もちろん、どちらも好みによる「味わい」なのだと思いますが、かんすぴは音のくっきり加減が少しやわらぐ代わりに、音が「音楽」として心地よく調和していて、疲れにくい感じがします。

 

もちろん、こんな風にレコードプレイヤーにつなげてもバッチリ、いい音です。

パーソナルアンプもコンパクト(名刺入れぐらいのサイズ)なので場所を取りません。

写真では、右のスピーカーとプレイヤーのちょうど間にちょこんと置いてあるのがわかりますか? 

音量を小さく絞っても、キレイに聴こえるというのもいいところ。

大きな音を出せないご家庭の状況などにも対応してくれそうです。

「もっと高音が聴こえるようにしたいな…」「低音を響かせたい…」と思ったら、スピーカーユニットやアンプを上位のものに取り替えても楽しそうです。

なんだかんだ便利で手放せないBluetoothのボリュームコントローラーもリーズナブルな価格でご用意。スマホとの有線接続なしでも楽しめます!

ぜひ、商品のラインナップをチェックしてみてくださいね。