ビギナー向けスピーカー基礎知識

スピーカーのカスタムで知っておきたいパーツ用語と基礎知識

知らなかった分野に興味を持った時、つまづきがちなのが「専門用語」。

特にオーディオは「理系っぽい雰囲気」と、音質を「味わい深い」などと表現するなど「理屈ではない、言葉に出来ない部分」があるように感じられて、少しハードルが高いと感じる方も多い分野です。

 

確かに知らない言葉が出てくると、難しいことを言っているように感じるのですが、実はオーディオの音が鳴る仕組みは意外とシンプル。

オーディオの世界は、例えばワインのように「新しいぶどうの品種が毎年のように出てくる」…なんてこともそうそうないので、順を追って言葉の意味さえ一度分かってしまえば、大きく仕組みが変わることはありません。

 

そこで今回は、初めてスピーカーを作る際に知っておきたいパーツの名前とその役割やバリエーションを、わかりやすくまとめてご紹介します。

音を出す前に調整するのが「アンプ」、実際に音を出すのが「スピーカー」

まず、音楽をスピーカーから流すのに必要なのは、大きく分けて下の3つです。

・プレイヤー…スマホ、パソコン、タブレット端末、レコードプレイヤーなど

・アンプ…最近ではスピーカーに内蔵されていることが多いです

・スピーカー…スピーカーはいくつかのパーツに分けられています

 

プレイヤーからアンプ、スピーカーまでの一連の働きを端的に説明すると「電気信号を振動に変換して音にする」と書くと難しく聞こえますが、要は

「①プレイヤーが音楽を電気信号にして→②アンプが電気信号を増幅してスピーカーに送り→③スピーカーが信号を振動に変えて、それが空気に伝わって『音』になる」…というリレーをしているということです。

 

では、プレイヤーから出た音楽が伝わっていく順に、各パーツの説明と「なぜ、それが必要なのか?」をしていきます。

①アンプ

もともとはAmplifier「アンプリファイア(増幅器)」という英語が簡略化されて「アンプ」と呼ばれるようになったものだそう。「アンプ」は和製英語ではなく、英語でも「amp」と略されたりしています。

→Fostex CUSTOMでアンプのラインナップをチェックする

 

アンプを内蔵したスピーカーは「アクティブスピーカー(またはパワードスピーカー)」と呼ばれています。それに対して、アンプを内蔵していないものは「パッシブスピーカー」とも呼ばれます。

 

アンプを外付けにすることのメリットは、やはり「音質をカスタムできる」という点です。

スピーカー内蔵にすることで配線や見た目がスッキリとシンプルになることは確かですが、「プレイヤーの種類(例:スマホ、レコードプレイヤー)や聴くもの(例:ジャズ、ダンスミュージック)に合わせて音質を変えたい」、「スピーカーのサイズは小さくしたいが、音質を良くしたい」などの個別の要求に応えられるのは、やはり外付けのアンプになってきます。

 

②スピーカーボックス

名前の通り、スピーカーユニットを収める「箱」のことを言います。「エンクロージャー(エンクロージャーボックス)」とも呼ばれ、材質や構造によって音の鳴り方が大きく変化します。

 

スピーカーボックスは、大きく3つの種類に分けることができます。

・密閉型:密閉された箱の中で、空気がバネのような役割をし、締まった低音を再現します。

・バスレフ型:密閉型に比べて、ポートから出力する音が加わるため、より増強された低音を再現します。

Fostexの代名詞とも言える「バックロードホーン型」はバスレフ型に分類されます。

・平面バッフル、後面開放型:ダイポール特性(後ろにも音が出る)によって独特の音場感が出ると言われます。

 

Fostex CUSTOMでは、バスレフ型のスピーカーボックスをご提案しています。

 

→Fostex CUSTOMでスピーカーボックスのラインナップをチェックする

 

③スピーカーユニット

スピーカーボックスに取り付ける、音の信号を振動させるパーツのことです。

ユニットの形や大きさによって、再生する音の音域が異なってきます。大まかに「高音用・中音用・低音用」と3つに分けられます。

 

スピーカーユニットにはいくつかの種類がありますが、Fostex CUSTOMのサイトでは主に円錐型の振動板を使った「コーン型」を提案しています。

同じコーン型でもいくつか種類がありますので、サイトの商品詳細ページにある特徴をご覧ください。

 

ちなみに、「かんすぴ」の標準モデルは、スピーカーユニットが1つだけ付いているもっともシンプルなスタイル。

この形状のスピーカーを「フルレンジスピーカー」と呼びます。

 

それに対し、高音用・低音用のユニットを1つずつ使ったスピーカーは「2ウェイスピーカー」、高音用・中音用・低音用と3種類が付いているものは「3ウェイスピーカー」と呼びます。また、3ウェイ以上のスピーカーを、「マルチウェイスピーカーシステム」と呼ぶこともあります。

 

2ウェイ以上のスピーカーはホームシアターなど、音楽を聴く以外の目的に合わせてカスタム可能になるのが利点です。

今後、ラインナップが増えたタイミングで選び方や特徴などをご紹介していきます。

 

→Fostex CUSTOMでスピーカーユニットのラインナップをチェックする

 

 

たったこれだけでも音質が変わる!「スピーカーグリル」の特徴は?

 

④スピーカーグリル

スピーカーユニットの部分やスピーカー前面に、カバーのようなものが付いているのを見たことはありますか?

これが「スピーカーグリル」と呼ばれるパーツです(「サランネット」と呼ばれることもあります)。

 

着脱可能なスピーカーグリルの役割としては、大きく2点あります。

・スピーカーユニットの保護

・音質の調整

 

スピーカーも繊細な機械なので、湿気やホコリによってスピーカーユニットのコーン紙が劣化してしまうことも。これをグリルで予防するだけでなく、細かい網状の材質であるグリルの間を音が通ることで、音質を調整する役割もあるのです。

 

「音質の調整」と聞くと、また難しく感じますが、簡単に表現すると「ユニットの前にグリル(=振動を妨げるもの)を付けることで音の振動が調整され、空間に広がる音のカドが取れる」ということになります。

 

このことは、「グリルを付けないことで、クリアな音を楽しむことができる」とも表現できます。

例えばメロディーやベースの音などに深く聴き入りたい方は、グリルを付けずに聴くほうが心地いいかもしれません。

しかし、「クリアな音」というのは「高音域が尖って感じる」というデメリットにもなりえます。

 

例えばソプラノ歌手によるオペラ歌唱やヴァイオリンの演奏など高音域の中での繊細な表現の音がキンキンと硬く感じられることがあります。

「キンキンとした音が苦手、聴き続けると疲れてしまう」という方は、音をまろやかにするグリルを取り付けることをお勧めします。

 

…一般にいわゆる「スピーカー」と聞いて思い浮かぶモノに付いているのは、②スピーカーボックス、③スピーカーユニット、④スピーカーグリルの3つ(ないしは、②と③の2つ)ではないでしょうか?

 

→Fostex CUSTOMでスピーカーグリルのラインナップをチェックする

 

 

自分が考える「理想の音」をFostex CUSTOMで叶えよう

今回は、はじめてスピーカーを作る方が知っておきたいオーディオパーツをご説明しました!

 

好きな音楽によっても、理想の音というのは変わってきますよね。

しかし、音質というのは、なかなか言葉では説明しきれないもの。

もし興味があれば、まずはFostex CUSTOMでカスタム入門機を試してみて、あなたの「もっとこうしたい」を少しずつ叶えていってみてはいかがでしょうか?

 

FostexCUSTOMでは、これからもあなた好みの音を探すサポートになる情報を掲載していきますので、引き続きご覧頂ければ幸いです!